Amazonは、あなたについて多くのことを知るだけのリソースを持っています。何を買い、何を見て、何を読み、いつ在宅しているか、音声アシスタントに何を尋ね、何を食べ、どのウェブサイトやアプリを使っているかまで把握できます。

Amazonのエコシステムを際立たせているのは、そのあまりの広がりです。オンラインショッピング、ストリーミングサービスやデバイス、電子書籍リーダー、ホームセキュリティカメラ、スマートスピーカー、食料品サービスなど、エンターテインメント、小売、ゲームにまたがるさまざまな事業を通じて、Amazonは日常生活に溶け込んでいます。

それぞれの製品やサービスは、単体ではサインアップしたサービスを提供するためにデータを収集しているにすぎません。しかし、組み合わさると、日々の習慣に関する非常に詳細な姿が浮かび上がります。

そして、Amazonを利用すればするほど、Amazonはあなたについてさらに多くの情報を収集しやすくなります。

朗報なのは、Amazonへの個人情報の蓄積を減らすのに、オンラインショッピングを手放す必要はないという点です。多くの場合、いくつかのプライバシー設定を変更するだけで、収集されるデータの量を制限できます。設定だけでは不十分な場合は、別のサービスやデバイスを選ぶことで、情報がどこに保管され、誰がアクセスできるかをより細かくコントロールできます。

このガイドでは、Amazonのエコシステムを詳しく見ていき、各サービスがどのようなデータを収集しているのか、それがなぜ重要なのか、そして自分の個人情報をできるだけ手元に留めておくために実践できる対策を解説します。

Amazonがあなたのショッピング習慣を追跡する仕組み

毎年、1億5000万人以上のアメリカ人がAmazonで買い物をしています。同社は全米の小売Eコマース売上の約40%(新しいウィンドウ)を占めており、何百万人もの買い物客の日常生活を詳細に把握できる立場にあります。

ベビー用品の注文は、家族が増えたことを示しているかもしれません。フィットネス機器やサプリメントは、健康面の目標をうかがわせます。園芸用品、ペット用品、キッチン家電、本、電化製品など、あらゆる購入履歴があなたの趣味やライフスタイルのプロファイルを作り上げます。

Amazon Primeはさらに踏み込んでいます。Primeは買い物、ストリーミング、読書、音楽のサブスクリプションを1つのアカウントにまとめるよう顧客に促すため、Amazonは時間の使い方についても追加の情報を得られます。Prime Videoで映画を見る、Amazon Musicを聴く、Kindleで本を読むといった行動は、顧客プロファイルを形成するだけでなく、在宅の頻度や買い物の頻度まで明らかにしかねません。

とはいえ、データ収集はEコマース小売業者全般に広く見られるものです。すべてのオンライン小売業者は、顧客について何らかの情報を収集しています。注文を処理するには、氏名、配送先住所、支払い情報、連絡先が必要になることがあります。また、IPアドレス、ブラウザの種類、デバイス識別子、閲覧・購入した製品の履歴を記録する場合もあります。

しかし、プライバシー擁護団体は、Amazonの顧客情報の扱い方について懸念を示しています。W(新しいウィンドウ)IREDの調査レポートでは、一部のAmazon従業員が顧客の注文履歴に不適切にアクセスしていた実態が明らかにされています。また、従業員が知人の購入履歴を調べていたケースも珍しくなかったと報じられています。

身を守る方法

Amazonのデータ収集を制限するのに、Amazonの利用をやめる必要はありません。まずAmazonのプライバシー設定を見直しましょう。手順は以下のとおりです。閲覧した製品がレコメンデーションに反映されるのを防ぎたい場合は閲覧履歴を無効化し、可能な範囲で興味関心に基づく広告をオプトアウトしてください。

  • サードパーティのウェブサイトへのサインインに”Login with Amazon”を使うのは避けましょう。この機能を使うと、Amazonが自社プラットフォームの外でのあなたの活動にも関わることになります。
"Login with Amazon"ボタン
  • すべての購入をAmazon経由にする必要があるかどうか、考えてみましょう。メーカーから直接購入する、独立系の小売店をサポートする、書籍、電化製品、家庭用品にはそれぞれ専門店を利用するといった方法で、デジタルフットプリントを1つのエコシステムに集中させずに分散させることができます。完全に匿名でいられる小売業者はありませんが、特定のプラットフォームへの依存を減らすことで、1社だけであなたのプロファイルを作り上げることが難しくなります。

アクセスを削除するには、アカウントサービスに移動し、アカウントへの接続を望まないサードパーティのアプリやサイトの横にある削除をクリックします。

Amazon アクセスの削除 1

閲覧履歴ページの右上にある設定アイコンをクリックして、その他のオプションを開きます。

Amazon 閲覧履歴のその他の設定

その他の設定を選択すると、追加のプライバシー設定が開きます。

Amazon その他の設定

そこから閲覧履歴の切り替えスイッチをクリックして、オフにします。

Amazon 閲覧履歴の切り替えスイッチ

次に、広告のプライバシー設定で”Amazonが提供する興味関心に基づく広告を表示しない“を選択し、送信をクリックします。

広告とプライバシーの設定

広告データを削除をクリックすると、個人情報がAmazonの広告システムから削除されます。

データの削除

Ringカメラがあなたのデータを収集・共有する仕組み

ビデオドアベルは、市場で最も人気のあるスマートホームデバイスの1つとなっており、AmazonのRingはその普及に大きな役割を果たしてきました。玄関前に誰がいるかを確認できること、外出先でも動きを検知した通知を受け取れること、録画映像を後から確認できることは、便利で役立つ機能です。

しかし、これらの機能は、自宅周辺を常時監視するカメラに依存しており、多くの場合、映像はクラウドにアップロードされています。

RingはAIを活用した機能(新しいウィンドウ)を拡大しています。顔認識や迷子になったペットを探す(新しいウィンドウ)のに役立つ機能などの新しいツールは、地域のセキュリティをより協力的なものにすることを目指しています。しかし、これらのシステムは、従来の防犯カメラよりも多くの映像データを分析・共有することで成り立っています。一部の機能はデフォルトで有効になっており、ユーザーはどの情報が収集され、どのように利用されるのかを十分に理解しないまま参加してしまう可能性があります。

Ringは自社のセキュリティについても批判を受けてきました。2019年には、攻撃者が無関係なデータ侵害から入手した盗まれた認証情報を使って数千のRingアカウントにアクセスし、ライブカメラ映像を閲覧したり、デバイスの内蔵マイク(新しいウィンドウ)を通じて音声で話しかけたり(新しいウィンドウ)することができました。この事件は、固有のパスワードの使用と2要素認証の有効化の重要性を浮き彫りにしました。

また、Ringは令状なしで法執行機関に映像を共有していたことでも批判されています。同社は法的要請や緊急事態には対応すると説明していますが、調査報道では、令状もユーザーの明示的な許可もなしに警察に映像が提供されていた(新しいウィンドウ)ことが示されています。プライバシーを重視するユーザーにとって、クラウドに保管されている録画を最終的に誰が管理するのかという疑問は重大な問題です。

身を守る方法

Ringデバイスをお持ちの場合、使用する予定のないSearch PartyやCommunity Requestsなどの機能、任意のマーケティングや分析データの共有は無効化しましょう。対応している場合はエンドツーエンド暗号化を有効にして送信中の録画をより確実に保護し、プライバシーゾーンを設定して、カメラができる限り公道や隣家を撮影しないようにします。手順は以下のとおりです。

新しい防犯カメラの購入を検討している場合は、クラウドストレージよりもローカルストレージを優先するデバイスを選びましょう。SDカードやネットワークビデオレコーダー(NVR)に直接録画できるカメラなら、メーカーのサーバーへの依存を減らせます。Reolink(新しいウィンドウ)のようなブランドは、このローカルファーストのアプローチを基盤としたカメラを提供しています。

また、Real-Time Streaming Protocol(RTSP)やOpen Network Video Interface Forum(ONVIF)といった標準規格をサポートしていれば、独占的なクラウドサービスだけに頼らずに、自宅のネットワークにカメラを統合しやすくなります。

結局のところ、インターネットに接続するカメラで完全なプライバシーを保証できるものはありません。しかし、映像がどこに保管され、誰がアクセスでき、どの機能を有効にしているのかを理解すれば、利便性とコントロールのトレードオフについて、より情報に基づいた判断ができるようになります。

Ringアプリでコントロールセンターを開き、Amazonアカウントのリンクをタップします。

Ringコントロールセンター

その他のAmazonサービスの横にあるリンク解除をクリックします。

Ring リンク解除

Ringアカウントのパスワードを入力し、アカウントのリンク解除をタップして確認します。

Ringのリンク解除 2

アナリティクスの共有を制限するには、Ringアプリのメニューからプライバシー情報に移動し、cookieとサードパーティサービスプロバイダーをタップします。

cookieとサードパーティサービスプロバイダー

サードパーティのウェブ・アプリ分析cookieをオフにすると、サードパーティのアナリティクスによるトラッキングから除外されます。

サードパーティのウェブcookie

Fire TVとKindleが視聴・読書の内容を追跡する仕組み

Kindleで読書をしたり、Fire TV(新しいウィンドウ)でストリーミングを楽しんだりするとき、Amazonもまたあなたに関する情報を収集しています。

例えば、Kindleデバイスは購入した本以上の情報を記録しています。設定やデバイスの使い方によっては、Amazonは読書の進捗状況、読書にかかった時間、ハイライトした一節、書き込んだメモ、内蔵辞書で調べた単語なども収集する可能性があります。

Fire TVは、デバイスの使い方、開いたアプリ、視聴したコンテンツ、検索した内容を把握しています。さらに、自動コンテンツ認識(ACR)にも対応しています。これは、視聴行動のスクリーンショットを何百枚も撮影することで画面に表示されている内容を識別し、ターゲット広告につなげる技術です。

難しいのは、ストリーミングデバイスを買い替えても、テレビ本体がインターネットに接続されていれば、同様の情報を収集し続ける可能性があるという点です。

身を守る方法

プライバシーを最優先するなら、まずFire TVのプライバシー設定を見直し、任意のデータ収集や興味関心に基づく広告を無効化することから始めましょう。テレビをオフラインにして、代わりに専用のストリーミングデバイスを使えば、データ収集をさらに減らせます。トラッキングを減らしたい場合は、Apple TV(新しいウィンドウ)は多くの競合製品よりも視聴データの収集を抑えています。同様に、Koboの電子書籍リーダーをCalibreと組み合わせれば、Amazonのエコシステムに完全に依存せずにデジタルライブラリを構築できます。

インターネットに接続されたエンターテインメントデバイスで、プライバシーが完全に守られるものはありません。しかし、どのデバイスがデータを収集しているのかを理解すれば、お気に入りの本、映画、テレビ番組を楽しみながら、共有される情報量を大幅に減らせます。

Amazonトラッキングのカバー

Alexaが音声データを収集・利用する仕組み

Amazon Echoのようなスマートスピーカーと、内蔵されたAmazon Alexaのようなバーチャルアシスタントは、手を動かさずに照明の操作、音楽の再生、リマインダーの設定、質問への回答ができる便利な存在となっています。しかし、その仕組みは、他の多くのデバイスにはないことを行うことにあります。それは、あなたの声に耳を傾けるということです。Echoデバイスはウェイクワードを聞いた後にのみ起動するよう設計されていますが、プライバシーに関する懸念の的となっています。

注目すべき事件が2018年に発生しました。Echoがある夫婦のプライベートな会話を、連絡先の一人に誤って送信してしまった(新しいウィンドウ)のです。Amazonは、誤って解釈された音声コマンドが偶然続けて起こったことが原因だと説明しましたが、音声アシスタントが絶対に誤らないわけではないことを思い知らされる事件となりました。

Amazonはまた、音声録音の取り扱いについても厳しい目を向けられています。音声認識システムの改善を目的として、従業員がAlexaとのやり取りのサンプルを確認していたことが報道で明らかになったからです。別の事例では、米国連邦取引委員会が、保護者が削除を求めた後も子どものAlexa音声録音を保管し続けていたという疑いでAmazonに罰金を科しました。これらの事件をきっかけに、音声録音がどのくらいの期間保管されるのか、誰がアクセスできるのか、どのように利用されるのかといった、より広範な疑問が浮上しました。

テクノロジー企業にとって生成AIの重要性がますます高まるにつれ、音声データの価値も高まっています。Amazonは、クラウド処理に依存する新しいAI搭載のAlexa機能を発表しました。つまり、音声リクエストはデバイス上だけでなく、Amazonのサーバーで分析されるということです。プライバシーを気にするユーザーにとって、これは利便性と引き換えにするもうひとつの代償です。

身を守る方法

Amazonは、アカウントにリンクされる情報量を減らすための設定をいくつか提供しています。こうしたオプションが利用できる場合は、音声履歴の確認と削除、録音の保管期間の選択、新しいAmazonサービスの開発に音声録音を活用されることのオプトアウトが可能です。

音声コマンドをクラウドに送信すること自体を避けたい場合は、ローカル音声処理に対応したスマートホームプラットフォームを検討する価値があります。Home Assistant Green(新しいウィンドウ)のようなオープンソースのソリューションは、ローカルのハードウェア上でコマンドを処理できます。こうしたシステムは、プラグアンドプレイのスマートスピーカーよりも技術的なセットアップが必要な場合が多いものの、多くの市販デバイスにはない透明性とコントロール性を提供しています。

結局のところ、音声アシスタントの利便性は信頼にかかっています。より賢い機能と引き換えに音声コマンドをクラウドサービスへ送信することに問題がなければ、Alexaは現時点で最も高性能なアシスタントのひとつであり続けます。一方、家庭から出ていく個人データの量を最小化したい場合は、Alexaのプライバシー設定を見直すか、ローカル処理を行う代替製品を選ぶことで、スマートスピーカーが何を聞いているのかについて、より多くのコントロールを取り戻せるでしょう。

Alexaアプリでその他に移動し、Alexaプライバシーをタップします。

Alexaプライバシー

音声履歴の確認では音声録音を削除でき、スマートホームデバイス履歴の確認では接続されたデバイスのアクティビティが表示されます。

Alexaプライバシー 1


さらに下にスクロールすると、アクティビティ履歴の確認スキルの権限と広告の設定の管理Alexaデータの管理があります。ここで、Alexaが収集・共有する内容を制限する追加の方法が見つかります。

Alexaプライバシー 2

データを収集していることに気づいていないかもしれない、Amazon傘下の企業

Amazonでの買い物をやめても、気づかないうちにAmazon傘下のサービスを使い続けている可能性があります。同社は、エンターテインメント、書籍、ゲーム、食料品、小売りと幅広い分野の企業を買収してきました。それぞれのサービスには独自の目的がありますが、多くはAmazonのプロフィール全体に反映される情報も収集しています。

映画好きならIMDbに、読書家ならGoodreadsで読書リストの管理に、オーディオブックのリスナーならAudibleに登録し、ゲーマーならTwitchになじみがあり、買い物客はWhole FoodsやZapposに足を運んでいるかもしれません。表面的にはこれらのブランドは独立して運営されていますが、その裏ではAmazonのエコシステムの中にあります。

Whole Foodsは、Amazonが現実世界へ足場を広げた最も分かりやすい例かもしれません。Amazon Primeの割引を統合するだけでなく、同社は店内での購入と顧客のオンライン上のユーザー情報を結びつける技術の実験も行ってきました。そのひとつがAmazon Oneです。これは手のひらをスキャンして支払える手のひらスキャン決済システム(新しいウィンドウ)で、カードやスマートフォンの代わりに手をかざすだけで支払いができました。Amazonは現在、この技術をWhole Foodsの店舗でほぼ段階的に廃止していますが、実店舗での買い物とデジタル上の顧客プロフィールをリンクしたいという同社の野心を示すものでした。

Amazonに流れる自分のデータを減らす方法

すべてのサービスを一夜にして乗り換えるのは現実的でも必要でもありません。まずは、よく使うサービスの乗り換えを検討しましょう。書籍の管理にはGoodreadsの代替としてStoryGraph(新しいウィンドウ) を、Amazonに頼らず映画やテレビの情報を得るにはTMDB(新しいウィンドウ)を利用できます。また、オーディオブックのリスナーはLibro.fm(新しいウィンドウ)のようなサービスを試したり、地域の図書館の会員登録を利用してLibbyでタイトルを借りたりできます。

食料品や日常の買い物については、地元の企業を支援することで、単一の小売業者への依存を減らせます。Amazonのエコシステムがどれほど広範囲に広がっているのかを認識することは、デジタルライフの多くがひとつのアカウントに結びつくのを大幅に防ぐ小さな変化を実現する助けとなります。

Amazonのトラッキング

Amazon Web Services(AWS)とは何か、なぜ重要なのか

Amazonで最も収益性の高い事業が、マーケットプレイスやPrimeではないと知れば驚くかもしれません。それはAmazon Web Services(AWS)、世界最大級のクラウドコンピューティングプラットフォームです。

多くの企業が、ウェブサイトのホスティング、データの保管、アプリケーションの実行、取引の処理、そして世界中の何百万ものユーザーへのオンラインサービスの提供にAWSを利用しています。

これが明らかになったのは、2025年末に発生した大規模なAWSの障害(新しいウィンドウ)です。この障害は、企業、政府機関、医療機関、人気のオンラインサービスに混乱をもたらしました。この規模のクラウドプロバイダーに問題が発生すると、その影響はインターネット全体に波及し、ユーザーが銀行アプリ、ストリーミングプラットフォーム、その他のサイトにアクセスできなくなります。

興味深いことに、AWSはAmazonの小売事業とは異なり、データを収集していません。その代わり、その影響力は重要なインフラという立場から生まれています。ウェブサイトやサービスがAWSでホストされていれば、それをオンラインに保つ計算能力をAmazonが提供しています。インターネットの相当な部分がこのインフラに依存しているのです。

この立場は、AWSがホストするサービスに対して大きな影響力を持つことにもつながっています。長年にわたり、AWSは利用規約に違反したと判断した顧客をプラットフォームから停止または削除してきました。こうした決定はユーザーの保護とプラットフォームの完全性の維持に役立つと支持者は主張しますが、少数のクラウドプロバイダーがインターネットの大部分をホストしている現状では、こうした決定が広範な影響を及ぼしうると批判者は指摘しています。

しかし個人ユーザーにとって、AWSを完全に避ける現実的な方法はありません。自分が使っているウェブサイト、アプリ、オンラインサービスがAmazonのインフラ上でホストされているかどうかを簡単に知ることも、それらの企業がどのクラウドプロバイダーに依存しているかを選ぶこともできません。

自分でコントロールできるのは、自分が使うインフラです。プライバシーを重視するユーザーは、大手クラウドプロバイダーに全面的に頼るのではなく、自分のハードウェアを使ってクラウドストレージやメディアライブラリなどのサービスをセルフホストすることを好むかもしれません。Nextcloudのようなプラットフォームにより、こうした取り組みはますます手軽になっています。

セルフホスティングは誰にでも向いているわけではありません。時間、メンテナンス、そして学ぼうとする意欲が必要です。しかし、プライバシーとデジタルの自立を重視する人にとっては、大手クラウドプロバイダーに代わる選択肢となります。いくつかの個人用サービスをクラウドから移すだけでも、大手テクノロジー企業に預けるデータ量を減らせます。

利便性を諦めずにAmazonのトラッキングを減らす方法

Amazonの製品とサービスは、連携して動くように設計されています。Amazon.comでの購入がKindleのおすすめにつながることもあれば、RingのカメラがAlexaと統合されることもあります。Primeはショッピング、エンターテインメント、食料品をひとつのアカウントでつなげます。そして舞台裏では、AWSがインターネットの相当な部分を支えています。個々に見れば、これらのサービスは本当に便利なものです。しかし組み合わさると、Amazonにあなたのデジタルライフに関する異例に広範な視野を与えることになります。

多くの人にとって、Amazonの枠組みから抜け出すのはそれほど簡単ではありません。しかし、プライバシーは全か無かの決断ではありません。一歩一歩の積み重ねが、Amazonが保有するあなたに関する情報量を減らす助けになります。

最も重要なのは、意識的に選択することです。利便性には、より多くの個人データを共有するという代償が伴うことが多いものの、そうしたトレードオフを理解することで、再び主導権を取り戻せます。